
タイの2025年Q1投資額、4,312億バーツに急増ーデジタルと自動車分野が牽引、FDIの半数は香港から
投資総額は前年比97%増の4,312億バーツ
タイ投資委員会(BOI)は、2025年第1四半期の投資申請総額が4,312億バーツに達したと発表した。これは前年同期比で約97%の大幅増加であり、申請件数・金額ともに著しい伸びを示した。
そのうち、外国直接投資(FDI)額は2,676億バーツを占め、タイ経済への強い信頼感が伺える結果となった。
デジタルと自動車分野が申請をけん引、外国投資は香港がトップ
業種別では、デジタル産業と自動車関連分野が引き続き好調で、投資全体を大きく押し上げた。政府が推進するインフラ整備やイノベーション支援策が奏功していると見られる。
国別では、香港がFDI額で首位に立ち、総額1,350億バーツ超を投資。これはFDI全体の約50%に相当する。特にデジタル分野への投資が目立ち、727億バーツを占めた。
続く上位国は以下の通り:
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2位:中国(473億バーツ)
→ 金属、電子、自動車分野に集中投資 -
3位:シンガポール(381億バーツ)
→ 電子機器・電気製品、デジタル関連に投資 -
4位:日本(251億バーツ)
→ 電子機器・自動車関連を中心 -
5位:台湾(47.6億バーツ)
→ 電子機器および自動車部品が中心
地域別では東部が57%を占める投資集中地に
地域別に見ると、東部地域に最も多くの投資が集中。投資額は2,465億バーツ、プロジェクト数は444件にのぼる。特にEEC(東部経済回廊)の存在が、引き続き東部集中を加速させていると考えられる。
出典:
https://www.nationthailand.com/business/investment/40049413
https://www.bangkokpost.com/business/investment/3015230/value-of-promotion-applications-surges

GDM編集部