
タイのコンドミニアム市場、外国人所有が安定を維持(2025年Q1)
2025年第1四半期、タイ不動産情報センター(REIC)は外国人によるコンドミニアム取得件数のわずかな減少を報告した。依然として中国人が最多を占めているものの、ミャンマーが大きく躍進して第2位に浮上し、ロシアも取引額を伸ばした。
この四半期に外国人が取得したコンドミニアムは合計3,919ユニット、取引総額は163.9億バーツであり、前年同期比で若干の減少となったが、全体の取引額に占める外国人比率は29.3%と横ばいを維持している。
🇨🇳中国:依然首位だが取引件数は減少
中国人による取得ユニット数は1,481件、総額61.2億バーツと、依然として首位を維持しているが、前年同期比で取引件数は19.2%減少した。この背景には、中国国内の景気減速や海外投資全体の慎重化が影響していると見られる。
🇲🇲ミャンマー:件数は12%増、金額は減少
ミャンマーは取引件数が12%増加し、国別ランキングで2位に浮上。ただし、取引額は30%近く減少しており、バンコクにおける需要拡大が背景にあると考えられる。
🇷🇺ロシア:ユニット数は微減だが、取引額は増加
ロシアは取得ユニット数がやや減少したものの、取引額は6.9%増加。高価格帯物件への投資が進んでおり、特に都市部の高級物件が注目されている可能性がある。
🌐その他の傾向
台湾やイギリスなど一部の国では、取得件数は減ったものの、取引額が増加している傾向が見られる。REICは、こうした動きから、世界的な経済不安の中でもタイ不動産市場が引き続き魅力的な投資先として見られていることを指摘している。
出所:
https://www.nationthailand.com/business/property/40050378

GDM編集部