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タイ不動産記事Thai Real Estate Article

Garmin、チョンブリーに30億バーツ投資―BOIが優遇措置を承認、ASEAN初の工場で2026年稼働へ

2025/11/04
 カテゴリ:

バナー画像出所:公式WEBサイトより
タイ投資委員会(BOI)は、米国の大手テクノロジー企業ガーミン(Garmin)がチョンブリー県に30億バーツ超を投資し、新工場を設立する計画を承認した。新拠点は同社にとってASEAN初の生産工場となり、2026年の稼働開始を予定している。

BOIのNarit Therdsteerasukdi 事務局長は、投資審査小委員会がGarmin Chonburi(Thailand)社の申請を承認したと発表。新工場では、ブランドを象徴するGPSスマートウォッチや車両・海洋向けナビゲーション機器など、スマート電子機器を製造する。

Garminは、GPS技術とウェアラブル機器で世界的に知られる米国企業。1991年に初期の携帯型GPS機器を投入し、2003年にはGPSランニングウォッチ「Forerunner 201」を発売するなど、業界を牽引してきた。現在もランナー向け「Forerunner」や「Venu」「vívoactive」シリーズ、サイクルコンピューター「Edge」など多彩な製品を展開。昨年の売上高は前年を20%上回る60億米ドル超に達している。

Narit氏は、今回の投資はタイがスマート電子機器製造のハブとして国際的地位を高めるものと強調。最新の生産ラインを導入し、心拍数や血中酸素濃度をリアルタイムで測定するセンサーや、距離計測用モーショントラッカーなど、先端技術を搭載した製品を製造すると説明した。

さらに、製品にはAI技術が活用され、着用者の健康データを分析。海洋ナビゲーション機器については、気象や潮汐情報をリアルタイムで提供する機能も備える。また、スマートフォンやコンピューターと無線接続できる通信機能も搭載するという。

GARMIN社の売上高推移(2011年〜2025年)|GRMN

出所:https://www.macrotrends.net/stocks/charts/GRMN/garmin/revenue

オフィス拠点

出所:公式WEBより https://www.garmin.com/en-ZA/aoem/locations/

米国
・カンザス州オレイサ(グローバル本社)
・カリフォルニア州ブレア
・アリゾナ州チャンドラー
・ミシガン州ノバイ
・ノースカロライナ州ケーリー

欧州
・ドイツ・ミュンヘン
・ドイツ・ヴュルツブルク
・ルーマニア・クルジュ

アジア
・台北
・上海
・揚州
・横浜

製造拠点

出所:公式WEBより https://www.garmin.com/en-ZA/aoem/locations/

・米国カンザス州オレイサ
・ポーランド・ヴロツワフ
・台湾・台南
・中国・揚州
タイ・チョンブリー(予定)

出所:BOI approves investment privileges for Garmin to invest 3bn baht in Thailand

GDM編集部
GDM (Thailand) Co., Ltd.
GDM編集部


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