タイにおける外国人オーナー所有のコンドミニアム動向
商務省の報告によれば、2024年の上半期に中国の企業からタイへの投資額は3,820億6千万バーツに達し、中国は日本とシンガポールに次ぐ第三位の投資国となった。特に、投資目的でのコンドミニアム購入は過去15年間で1,000億バーツ以上の投資を受けており、主要な産業の一つとなっている。
グラフを見ると、歴代、外国人オーナーの半数以上が中国人オーナーであったが、2022年より中国とその他の国の順位が逆転している。中国の経済成長が鈍化する一方で、ロシア・ウクライナ情勢やミャンマー政権などの影響で、それらの国の富裕層による購入が増加したと考えられる。
タイ政府は、コンドミニアムの外国人所有割合の上限を現在の49%から75%に引き上げることを提案している。これらの変更が施行されれば、特に中国からの投資家を含むさらに多くの外国人買い手を引きつけることが期待される。
報告によると、2024年Q1の不動産購入者の大部分は、中国、ロシア、香港、シンガポール、ドイツ、デンマーク国籍の者だったが、その中でも大半は自己使用および投資目的で購入したロシア人であった。
Source: More Chinese investors entering Thai property market
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GDM編集部
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